お気に入りをぎゅっとつめた寄せ植えに挑戦しよう

あの観葉植物も素敵だし、こっちのも置きたい、という欲張りなあなたは寄せ植えを作りましょう。
寄せ植えとは、ひとつの鉢に、種類の違う観葉植物を配置して楽しむ方法です。
センスよく観葉植物を配置できれば、インテリアとしてお部屋のアクセントにもなります。
やり方は簡単ですが、いくつかのポイントや注意点もあります。

初心者向けな多肉植物の寄せ植え

観葉植物の寄せ植えが初めてという人は、まず多肉植物の寄せ植えから始めるのがおすすめです。
厚みのある葉が愛らしく、数え切れない種類があり、形や色も豊富です。
お花の寄せ植えを作りたいけど、どの花を組み合わせていいか分からないし、すぐに枯れてしまったら嫌だという人にもおすすめです。
多肉植物には、お花の形をしたものもあります。
花壇がほしいけど庭がないし、水やりが大変そうという人にもオススメです。
大きめの鉢に、花の形をした多肉植物をバランス良く詰め込めば、もうそこがお花畑のようです。
お花も咲きますから、同じくらいの時期に花を咲かせるものを集めて寄せ植えにするのもいいですね。

色のバリエーションが楽しめる多肉植物の寄せ植え

多彩なカラーバリエーションも、多肉植物の魅力です。
思いっきりたくさんの色を入れてカラフルな寄せ植えにするのも良し、同系色でまとめるのも良しです。
一色でまとめるならインパクトのある色がいいですね。
多肉植物にも紅葉して赤くなるものがあり、赤一色でまとめると燃え上がる炎のようで情熱的です。
観葉植物らしく緑一色でまとめても素敵です。
その場合は、高さや濃さで変化を付けるのが綺麗に見せるコツです。
同系色のもので濃淡を付けて植え込むと、幻想的な雰囲気になって思わず見とれてしまいます。
夕日や海、オーロラなど、テーマを決めてから色の配置を決めていくのもいいですね。

寄せ植えにする時の注意点とは?

同じ鉢の中で育てますから、同じ時期に水をあげ、同じ時期に肥料を与えます。
乾燥や湿気への耐性が同じレベルのものを選ぶようにしましょう。
植え替えも同じタイミングで行うことになりますから、成長期が同じものでなければなりません。
生き物ですので、まずはどうしたら元気に育つのかを考えましょう。
観葉植物には、とても早く大きくなるものと、比較的ゆっくり生長するものがあります。
生長のスピードも同じくらいのものを選んだほうが、長く楽しめますね。

寄せ植えを成功させるポイントとは?

まずメインになる、観葉植物を決めます。
メインには、背が高いものや色が濃いものなど、強い特徴を持っている観葉植物を持ってきましょう。
その対角線上や周りにサブの観葉植物を置きますが、サブには反対の性質のものを持ってくるとうまくいきやすいです。
メインに背の高いパキラやガジュマルを植えたら、そのサブには下に垂れ下がる性質のアイビーなどを植えます。
その間に、両者の特徴を調和させてくれるような観葉植物配置すると、全体のバランスが良くなります。
この場合は、背の低いオリヅルランなどがおすすめです。
メインに赤い花が咲くアンスリウムを植えたら、今度は対角線上に濃い緑のモンステラなどを植えると両者が映えます。
濃い色と濃い色の間には、やさしいレモンライム色や白い斑入りの観葉植物を足すと色のバランスが良くなります。

植える前に観葉植物と鉢を図形に置き換えてみる

いざ植える時は勇気が要りますね。
本当にこれでいいのか迷ったら、観葉植物と鉢を図形に置き換えて、紙に書いてみましょう。
そのラインが、インスピレーションにぐっと響くようなら、きっと素敵な寄せ植えになるでしょう。
いろいろと悩む時間も、観葉植物とともに過ごす、楽しいひと時です。
斜めのラインや円錐形、逆三角形など、先に形を決めてから配置するのもいいですね。

既成概念に囚われずに発想を広げてみましょう

寄せ植えは鉢に植えるだけではなく、いろいろな方法があります。
鉢に工夫を凝らすだけでも、ひと味違った寄せ植えになり、置いたお部屋の雰囲気もがらりと変わります。
流木を使ったり、空き缶を利用したり、身近なもので工夫して楽しんでいる人も多いようです。
ワインに封をしていたコルクや、履かなくなった靴など、意外なものがおしゃれに変身します。
形や飾る場所も既成概念にこだわらず、リースにしてドアに飾ったり、壁にかけて絵のように飾ったりといろいろできます。

プレゼントにも向いている観葉植物の寄せ植え

1つの器の中で、たくさんの種類の観葉植物が鑑賞できる寄せ植えは、プレゼントにしても喜ばれます。
お花屋さんに作られたものも売っていますが、大切な人には自分で作ったもので気持ちを伝えられたらいいですね。
せっかくなら、ハイセンスなものを作って贈りたいものです。
まずは基本を抑えて、徐々にアレンジを加えていき、自分流に工夫していくと素敵な寄せ植えができるでしょう。